レシピ検索アプリに見るiPhone/iPadユーザー動向(ベータ版)
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2.アクセスの概要
iPhone版とiPad版のアクセスの違いを見ていくと、それぞれのユーザーの利用方法の違いが見えてきます。
まずは、それぞれのアプリの2012年1~6月のアクセス状況(訪問数)を見てみます。
(アクセス解析は、Google Analyticsを使用しています。単位は「訪問数」です。)
アクセスの推移
iPhoneのアクセスは催事の影響を受けやすい。「お正月」はアクセスが落ち込み、「バレンタインデー」で過去最高のアクセスをたたきだし、「ゴールデンウィーク」はアクセスが落ち込んでいる。「お正月」のアクセスが落ちているのは、おせち料理が既にできているので、新たな料理をする機会が少ないためと思われる。ちなみに、年末のアクセスは非常に多かった。
それに対してiPadはあまり影響を受けておらず、変動幅の少ない推移となっている。
曜日別推移
iPhoneのアクセスは、月曜日~木曜日が比較的高く、金曜日~日曜日が低くなっている。平日はレシピを見ながら家で料理をし、金曜日から週末は外食するためアクセスが減っているのだろうか。日曜日のアクセスがやや回復しているのは、日曜日は金曜・土曜よりも家で料理をする人が多いのかもしれない。「a.アクセスの推移」でもゴールデンウィークのアクセスが少なくなっていることから、「休みの日は外でお食事」はある程度正しいと思われる。
対してiPadは、平日よりも土日のアクセスが多くなっている。推測であるが、iPad利用は主に自宅になるため、平日よりも週末に家でレシピを見て料理をする人が多いためではないだろうか。
時間帯別推移
iPhoneのアクセスは12時台に小さな山があり、17~18時台にアクセスのピークを迎える。
iPadのアクセスは、12時台の山はなく、iPhone同様17~18時台にアクセスのピークがある。
iPhoneユーザーは勤務中のお昼休みの時間帯に夕飯の献立を決めるためにアクセスしていることが推測される。
リピート率
レシピサーチはiPHone、iPadとも、非常にリピートユーザーの多いアプリとなっている。
ちなみに、6月のユニークユーザー数はiPhone版が9.2万件、iPad版が3.8万件となっており、ダウンロードユーザー数の1/5ぐらいがアクティブユーザーとなっている。
地域別
1位はiPhone、iPadともダントツで東京であるが、2位はiPhoneが大阪、iPadが僅差で大阪を上回り神奈川となっている。iPhoneで3位に入っている福岡もiPadは5位になるなど、大阪、福岡はiPad利用数が相対的に少ないようである。
天気との連動(2012年5月~6月:東京の場合)
天気が悪いと外出を控えるため、「冷蔵庫にある残り物で献立を考えようとしてアクセスが増えるのではないか」、という仮説を立て検証してみた。
曜日(休日)との相関が高いためはっきりとした天気との相関は見い出しにくいが、iPhoneにおいては天気が悪いとアクセスが増えるという若干の相関が見受けられる。
《メニュー》
1.アプリの概要
2.アクセスの概要
3.レシピ検索
4.広告の状況
5.まとめ
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